夢と志

 わたくしが最も重要だと思うのは、日本人の精神をいかに発展させ、維持するかということです。

 よくスポーツ選手とかが、学生や子供たちを前に講演する時「夢」を語るが、これに最近非常に嫌悪感を覚えるようになった。

 最近知ったのだが、戦後GHQは徹底的に日本と日本人の弱体化をはかり二度と歯向かわないように教育に力を入れてきた。

 その一つが志(こころざし)という言葉を教科書その他から排除しそれを「夢」という言葉に置き換えることであった。

 志という漢字は武士の心と書く。

 志には強い意思があり、明確な目標にたどり着くための精神力が伴う。

 夢に置き換えればその部分は消えてしまう。夢という言葉は、日本人がいつも深く落ち込み、暗い気持ちになる理由そのものである。

 少年よ夢は語るな。夢は夢のまま終わる。

 志を語れ。

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